シューズのご注意点
踵部には"踵の固定と保護"の為に、硬いカウンターというパーツが内蔵されています。踵を踏むとカウンターが変形し、踵内部が破れたり、足を切ったり、マメができたりします。紐式のシューズは面倒でも、靴紐を緩めて履いたり脱いだりしてください。
踵の上に足を乗せてちょっと歩く事をよく目にします。無意識でする事が多いと思いますが、まずは踵を踏まない事の意識付けが重要です。
スポーツシューズは目的外の使用はしないでください。
スポーツシューズは使用目的に合わせた設計(専用の動きに合わせた構造)になっています。
目的外での使用はシューズを痛めるだけでなく、怪我につながることがあります。
例えば
●ランニングシューズでゴルフの練習をすれば、底が剥がれることがあります。
●スパイクシューズをグランド外で履くと滑って怪我をすることが考えられます。
●室外用シューズで室内スポーツをすると底剥がれすることがあります。
靴紐はキチンと締めて履かないとシューズを痛めることがあります。
全てのハトメ穴に紐を通してください。踵が動いてシューズの踵の内側を擦り切ってしまう事があります。
紐が緩すぎると同様に踵が動いてシューズを痛めるだけでなく、全力を出し切れない事になります。また紐を解かずにシューズを踵に引っ掛けて強引に脱ぐと、底剥がれやシューズが破損する事があります。
シューズを強制乾燥させると、縮んだり、型崩れしたりして使用できなくなる事があります。
シューズが濡れた後に、直射日光やドライヤー、ストーブなどで強制乾燥させると、縮んだり型崩れする事があります。
濡れた時は、乾いた布などで水分をふきとり、吸水性のよい紙をつめて形を整え、風通しのよいところで、陰干ししてください。
保管はなるべく風通しのよい日陰で保管しましょう!
シューズ内部にシューキーパーや新聞紙等の丸めたものを入れて保管すると型崩れを防ぐことが出来ます。
車の中など高温になる場所での保管は避けましょう!
底剥がれ、変形することがあります。バックの中などで押さえて保管すれば、シューズが変形することがあります。
底のスリップに注意
屋外でのスリップ
濡れた路面、タイル、鉄板、木の床などでは滑って転ぶ危険があります。そのような状況においては充分注意してください。
雨天時にシューズが滑るかどうかという基準は無く、床材の状態や歩き方などの個人差によってもかなり差が出ると思われます。一般的にスポンジ底、軟らかい小さな意匠の底では滑り難く、革底などが最も滑りやすいといわれていますが、要は濡れた場所は滑りやすくなるので、危ないという意識を持つことが必要です。
屋内でのスリップ
一般的にインドアシューズでの滑る要因は、下記があげられます。
(1)シューズ゙の問題では、底のゴムが劣化などで硬くなるとすべりやすくなります。
新しいシューズが硬いと感じたら、小売店などに申し入れしてください。
(2)気候の問題で、特に寒い冬の時期は乾燥しており、身体もシューズも体育館の床も温度が下がると硬くなる為に滑りやすくなります。また新品のシューズは体が慣れていないため硬く感じます。冬に新しいシューズに履き換える時は注意が必要です。
(3)使用する床の老齢化、ワックスの状態が悪ければ滑りやすくなります。
また床に落ちているホコリなどが、シューズの底に多く付着すれば滑りやすくなります。
こまめに底の汚れを洗剤などを使って洗い落としましょう!
(4)使用者の感覚として、新しいシューズに慣れていなかったり、体重が軽くてフットワークが良い方はどうしても最初は滑ると感じるものです。
使用前点検について
一流選手ほど道具を大事にし、使用前の点検は忘れないものです。
取替えスパイク、スタッドの緩み、磨耗
(1)ご使用前にネジが緩んでいないか確認のため追い締めしてください。
緩んだまま使用するとスパイクやスタッドが抜け落ちたり、ネジ山を痛めたり、プレー中にスパイクが引っかかったり滑って怪我をすることもあります。
(2)磨耗したスパイクやスタッドは滑りやすいので、早めに交換してください。
スパイクやスタッドが無くなるまで使用すると、スパイクやスタッドが取れなくなる事があります。
(3)スパイクやスタッドの取替えはミズノ製スパイク、スタッドをお求めください。他社製は合わない事があります
剥がれ、破損などがないか?
シューズを使用前によく見ると、いろいろな細かい異常点が発見される事があります。底剥がれ、破損などは一度に起きると思われがちですが、実際にはジワジワと起こっています。
また長期間保管されていたシューズは時間とともに自然に劣化している可能性があります。
履く前に底の剥がれ、シューズの素材が劣化していないか確かめてください。
特に登山靴などは命にかかわることもあり、使用する回数も少ない為に保管中に劣化している事がありますので、特に事前点検は重要です。